アナログ画材

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つけペン

多くの漫画家はインク、または墨汁を取替え可能なペン先につけて描く。ペン先はペン軸と呼ばれる鉛筆状の棒にはめ込んで使う。これらペン先とペン軸をあわせてつけペンと呼ぶ。
ペン先の先端は二つに割れており、筆圧を強めると両側に開いて太い線が描ける。つけペンはもともとアルファベット文字を書くために作られたものだが、線の表現の幅が広がるので絵を書く人達の中にも愛用者が現れ、特に日本では漫画家の間で広く使われるようになった。だだし「入り」と「抜き」と呼ばれる、線の太さをコントロールする技術を身につけるのは容易ではない。
ペン先にはいくつか種類があり、線の太さ、書き味の違いの差は大きい。選択にはそれぞれの好みが反映されるが用途に応じて使い分ける人もいる。長く使っているとペン先の先端が磨耗してくるので必要に応じて取り替えなければならない。ペン先は一個70円から100円程度の値段で画材屋で売っている。まとめ買いをすると安いが、最初はいろいろ試して自分に合ったペン先を探すと良い。ペン軸も数百円で手に入るが、一つの種類のペン先しか対応していないものもあるので注意が必要。

Gペン

最も広く使われているペン先。筆圧に敏感に反応する。柔らかくペン先が開いて太い線を描けるので、迫力のある絵を描きたい人に向いている。バトル系少年漫画の作家が好んで使う。

丸ペン

細い線を描くのに適したペン先。繊細な絵柄の人や少女漫画の作家が好んで使う。緻密な背景を描くのにも適している。

カブラペン(スプーンペン)

スプーンのような形状からサジペンとも呼ばれる。Gペンよりも開きが硬く、均一な太さの線を描くのに適している。紙への引っ掛かりが少ないので初心者でも扱いやすい。

ホワイト

線の修正や細かい仕上げに使うとろりとした白い修正液。はみ出た線を消したり白抜き文字を描いたり夜景の街の明かりを表現したりと用途は幅広い。面相筆と呼ばれる細い筆を使って紙に乗せるのが一般的であるが、ライオン事務器社の「ミスノン」はふたの裏に刷毛がついているので人気が高く、多くのプロが愛用している。